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50年のサカサマワールド

子供の頃教わった
世界には安らかな秩序があり

秩序があるからこそ
そこから逸脱したものは

正されねばならず
それを悪しきことと呼ぶ

川は上から下へと流れる
それは地の理

しかし人の心だけは
低きところから高きものへ向かい

人の性は本能から倫理へ
暴力から秩序へ向かうと

歴史はそのように進み
知識はそのように増大し

社会はそのように進歩し
不幸から幸福へ向かう

そのような社会の上下・高低・大小の秩序を
守りはぐくむならば

あなたもあなたの人々もみな
よき朝をむかえ安らかな夕べに向かうであろう

なぜそうなるのかといえば
人は善きものであり

世界は良くなっていくから

だからその途中で出会うわずかな欠陥や
私たち自身の中にある少々の弱さを

がんばって克服し
毎日己を磨き続けたらよい

私たちはその思いを抱いて
いかなる痛みにも

いかなる不当な扱いにも
いかなる偶然の不幸にも

絶えていつか訪れる幸せを待つのがよいと
心のどこかで思ってきた

父母の様がいかに上の理想と違って見えようと
道端でかいまみる大人たちの表情がいかに暗くとも

悪は懲らしめられる物語やアニメの世界にあこがれて
金銭の争奪や受験競争はどこか偽りの出来事のように考えようとしてきた

目に見え耳に聞こえ体を痛めることを無視して
イメージやビジョンを大切にしてきた

私たちはそのようなけなげな存在であったがいつしか
現実があまりに違うのに耐えかねて逃避し無感覚になったり

放埓になったりするかと思えば
ロボットのように無機的に機械的に日々をやりすごす

朝日も眺めず鳥のさえずりも聞かず
職場にかけこみ何か仕事をする

それが何であろうと仕事は仕事
月日を重ねていく

そんな姿になってさえも
私たちは秩序の信仰を忘れないできた

世の中は正しく
うまくいかないのは部分的であり

ささいなことであり
悪は脇役で善が全体を支配していると

この思い込みこそ
私たちの苦悩の原因である

見えているものから目をそらし
経験しているものに背を向けて

思い込みや信念を大事にする
感覚より考えを大事にする

直感より条件反射を大事にする

期待より心配を大事にする

自己より他者の利益を大事にする…
まてよ

最後のができない
できないので罪悪感を感じて

また向上するんだと
努力し感覚を無視する…

それこそが苦悩の原因ではないだろうか
思い込みこそが苦悩の原因ではないか

親や学校や社会が何十年にもわたって
言葉も話さない時分から私たちに教え続けてきた

知識こそが苦悩の原因ではないか
その知識は現実にあっていない

それにもかかわらず私たちは
背をむけつづけ

知識のほうが正しく
それにあわせられない自分の方が間違っていると

罪悪を感じ続けてきた

自分より他者の利益を先にすることがよいことだ
というのは、きわめて典型的な苦悩の原因だ

自分の喜びを
自分の安らかさを

自分の安全と気持ちよさを
自分の楽しみを

もしあなたが大切にしなければ
あっというまに死んでしまう

高いところが危ないと感じなかったら
どうなるだろうか

自分が空腹なのにそれをまったく無視したら
どうなるだろうか

あなた自身も
人類もまた存在しないだろう

私たちはかくして己を喜ばすために作られているという真実から
目をそらしてきたことに気付く

私たちは自分を大切にすればするほどよい
徹底的に大切にするならば苦悩はなくなる

己の気持ちを瞬間に把握できないものは
うつ病に陥ってしまう

正直もまた大切なことであり
どんなことがあっても

他者だけを大切にし自分を邪険にしてはならないのだ
そうしてはじめて自分の喜びというものを経験するだろう

自分が尊重される喜びを知るだろう
自分は気高く勝ちあるものだと感じられるだろう

そのように一度も感じたことがない人は
他者を殺すだろう

ああ 思い込みこそ
私たちの苦悩の原因だ

今までの考えで言えば
世界に善なる秩序があるということを
信じないならばその人は悪人ということになる

なぜなら秩序を信じないものは
法律を信じない

今目に見えている金銭も
社会的地位も一切信じないからだ

今ある世界が善性に基づいていないと考えることは
とても罪深いと感じる

いちばん高貴ないすに座るものが
善なるものではないと考えることなど

とっても恐ろしくてできない
それは父母を冒涜し教師を冒涜することだ

ましてや専門家や学識経験者
ましてや弁護士医師
ましてや役所や政府

ましてや国や
ましてや世界全体の制度など…

善性に基づいていない、などと考えることさえ恐ろしい

世界をリードする国の指導者が自国の民をたくさん殺害したとか
富を独占して世界支配をしようとしている人がいるとか

そういうことを思い浮かべること自体が罪深い感じをもつ
だからそう考えることは間違っているし

そう考えることは間違っている!と言えば
テレビも新聞もそれに同意してくれているから安心だ

自分が感じたことは無視をする
恐ろしく感じることからは逃避する

罪悪感を感じることからは目をそらす
自分を大切にすることをやめる

それよりも考えを大切にする
そして鉛のように重たいシールドを目や耳や
体全体にまきつけて

皮膚感覚もなくなって毎日を過ごしていく
苦悩さえもが麻痺していく

無力感に満ちていく
自分より大切なものがあるというその一点の考えのために

サカサマわーるど

あなたほど大切なものはない
あなた自身であり今をこのときを生きる

人間世界の根本があなたの美の感覚と異なっていることも
あなたが内なるあなたを大切にしたときに

あなた自身が光を放つようになったとき
クリスタルクリアにわかるはずだ

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2010.01.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | さかさまワールド

テログマ

あけましておめでとうございます

新春に小話ひとつ


世界中で1年間に100人が熊に殺された
100人もが!

毎年熊に人が殺されている
なんということだろうか

テログマによって毎年人が殺されている
熊は人類の脅威だ

アモポン国の大統領は世界中に向かって演説をした
熊は人類の対してテロを加えており脅威である

自由な世界を保つためには
テロ熊との戦いをはじめなければならない

これから世界は変わるだろう
テログマとの戦いに世界は協力し合わなければならない

私たちこそ正義だ
アモポンに反対するものは自由に反対するものだ

イキギレ国はそれに支持を表明し
ヤピャン国は多大な資金の提供を申し出た

ヤピャン国は臆病でとてもクマとなど戦えそうになかった
それでヤピャンは世界のサイフと呼ばれていた

すこし強く言えばいつでもお金を出すからだった
それも莫大に!

アモポンはテログマの首謀者であるアカメが住んでいる
ナカダ国の攻撃を始めた

人々はテレビに釘付けになった
VTR付のミサイルからの映像だった

ユーコン川が写り、小さな動物の姿がだんだん大きくなり
川で鮭を食べている熊の姿が写り

アナウンサーは言う
「大きな獰猛なテロクマです。鮭を食べているます。
このようにミサイルはピンポイントでクマに誘導されます」

ミサイルは見事に熊に命中した
獰猛なテログマが10億円ほどするミサイルによって殺された

次に紹介されたのは
森の中にいる熊だった

その獰猛な熊はなんと
蜂の巣を襲い蜂蜜を食べていた

蜂を襲う恐るべきテログマはミサイルによって殺された
蜂の巣もろとも丘全体が破壊されたがそれは仕方がない

なにぜ人間を襲い毎年100人もの人を殺すテログマだ
絶滅されるまでテログマとの戦いは終わらない

これを終わらせるために
すべての国が協力して武器を投入しなければならない

武力を投入しない頑固なヤピャンのような国は
お財布を提供してミサイル代を払わなければならない

テログマ、テログマ、テログマとの戦い
テログマ問題、テログマによる被害

新聞にはテログマという単語が毎日並んだ
人々は誰もがその言葉を覚えた

きっとこれだけさわぐのだから
テログマというのはとても悪いものに違いない

人を殺しているんだし
そういうものは懲らしめられなければならない

それに対して反対するやつはどうかしている
マスコミもみんなも言っていることに逆らうなんて

テログマはヤピャン国の北にも住んでいて
昨年も一人大怪我をしたばかりだ

しかもそんなに世界の脅威になっている
友好国であるヤピャンにアモポンはプレゼントを用意していた

新型爆弾の導入だ
テログマを一気に攻撃できるすばらしい武器だ

その爆弾は百キロ四方をガスで多い
ガスは地面に粘着しながら広がり

そのガスで包まれた地域の全体が爆発し
そのとき地表から一メーター下までが毒ガスの浸透により

生命が死滅してしまう
さらにその毒ガスをえさとして

新型のウィルスが繁殖して
残ったごくわずかの生き物も完全に死んでしまう

それにより完璧にテログマを撲滅できるものだ
しかもこれほどすばらしいのに1発500億円とは安い

熊に襲われた事件をきっかけとして
北島のなかでクマのアジトの調査が行われ

エヌマ岳の東側に広がる一帯に
五十頭ものテログマが生息する拠点が発見された

エヌマ岳は北島の中心都市ボサトからは150キロと近い
しかしピンポイント爆撃の映像を見てきた人々は

間違うことはないと安心しきっていた
原子力潜水艦が派遣され

空母から多数の飛行機がミサイルを搭載して
その一帯を援護爆撃し始めた

ポサトではまるでロックのコンサートのような
低音振動が続き

テログマが殺され
自分たちが守られるという喜びに

ポサトの人は喜びに輝いた
もうテログマを恐れることなく歩くことができる

これまでおそらく歴史上数十人の人々が
テログマによって殺されてしまった

そしていよいよ新型爆弾のミサイルが
潜水艦から発射された

エヌマのふもとに広がる広大な緑に
そのミサイルは着地し

激しく粘着性のガスが噴出された
ガスは北島の美しい松やシラカバの林をかけめぐり

アカゲラやカケスやキタキツネやモモンガたちをつつみ
キタキツネやシカたちはその霧に包まれきょとんとした

たまたまエヌマを自己責任で登山していた人は
いやなにおいのする霧がふもとからものすごい勢いで這い登ってくるのを見た

笹薮は静かだった
そして熊たちも少しそこにいた

爆弾は起爆し瞬時に火の柱があがり
熱が地表を焼き、土さえも溶かしてしまった

作戦は成功し
テログマの一集落が完全に破壊された

動植物も壊滅し
そのとき登山をしていた人々はやむを得ぬ犠牲者となった

すべてが予定通りだった
そして二度とテログマが戻らないように

VVVウィルスがその地域に発生した
もちろん計画通りポサトは影響を受けなかった

風が吹かない限り
しかしちょっと風が吹いてしまった

アモポンの作戦司令部からのコメント
「風がふくことは想定されていなかった」

ひどい出血を引き起こす
VVVウィルスがポサトに蔓延した

水の汚染もおきた
農作物も汚染された

ウィルスに10万人が感染し
5万人が死亡した

アイアムソーリー
テログマ撲滅の名誉ある犠牲者たちに感謝する

アモポン軍の司令官は言った
ヤピャンの首相は犠牲者たちへの保障を保証した

全世界でこのようなことがあり
犠牲者の数は億に達したが

しかし世界を滅ぼすようなテロクマは減った
千頭ほど減ったらしい

しかし一説によればクマではなく
シカが混じっているらしい

写真でテロクマといわれていたもの
それは確かに北島在住のクロテンに似ていないこともない

クロテンは身長三十センチほどの
小動物で

歴史上数回指をかじられた人がいるらしい
しかし死亡者はいない

そのようなことを指摘するのは
そもそもテロクマとの戦いに反対する行為であり

あまり小さなことは気にしないことだ
世界中を飛び回り

新型爆弾を実験、ではなくて使用して
ウィルスを意図的ではなくて、誤爆して

それでテロクマが減り
美しい森林が減り食物は汚染されたが

ヤピャンは大いにアモポンに感謝した
たくさんの人が死に

なんだかわからないがテロクマというものがいて
世界を脅威におとしいてている

そしてヤピャンでは正月にマドクナルバーガーの店に行列ができ
こんどは不況というものが起こっているらしい

不況はいったい誰がひきおこしているのだろうか
どうも天災のようなものらしい

けっして誰かがそれを作ったりはできない
困った困った現象でなおかつ人はまったく無力なのだ

なんだかわからないがたくさんの人が死に
お金が半分に減り失業者は増えた

そして人はいつも殺されるいっぽう自由と平和は保たれ
テロクマはいなくならない

新年が訪れた

2010.01.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | さかさまワールド

仏陀外伝

ゴータマ・シッダルタという方がいて
とても早くに悟りをひらいたそうな

それでゴータマさんはいなくなって
開かれた意識になったそうな

ゴータマさんに悟りとは何か聞かれるので
ゴータマさんはいないけれど

翻訳者としてそこにいて
言葉になおして返事をつたえたそうな

さとりとは今そのままの状態だよ
しかし人々は納得せなんだ

今こんなに苦しんでいる
私たちはみじめで、あなたは輝いている!

ゴータマさんをとおして存在は語ります
そのままの状態でいることが悟りです

あなたたちの苦しみはいつも自分を駆り立てることです
しかし人々はそのまま、がどうしてもわからない

仕方がないのでゴータマさんは言った
ではそのままの意識に近づけるよう悩みを捨てるのがよいでしょう

執着を捨てるのが良いでしょう
肉体や感覚や思考へのとらわれがなくなるのがよいでしょう

そレを聞いたみんなは大騒ぎをして
執着を捨てるとはいじめる事だと思って

苦行をし、家を捨て、欲望を捨てようと頑張った
しかしそれができないのでまたゴータマさんに聞いた

執着をすてることができないのです
私たちはどうしようもないのでしょうか

執着はただちに捨てられる
ゴータマさんはそれを知っていますが

問われるならばまたべつの言葉で語るべし
では執着の元になっているような

不自然な習慣的な生活をなくしていけばよいでしょう
早起き、瞑想、気持ちよい労働などがよいですよ

そうなればみんなで必死にその習慣を作り
早起きしない人がいればみんなでお前はだめだと責め立てた

また人々は自分をいつも責め立てていた
だからゴータマさんの言葉もすべて自分の考えで解釈した

欲を捨てないというのは悪いことなので
だから苦しみつづける

それがどうしてもできないのは悪習慣
過去から自分に伝わってきてるカルマで

どうしたってぬけられるものではない
つまり根っからの自分は悪人で

清めるためには長い間善行を積まなければならない
それができなければ永遠に苦しむのだ

永遠に苦しむのは地獄
地獄があり天国がある

悪い人は地獄におち罪を罰せられる
善行を積むものだけが天国に行く

そうやってどんどんゴータマさんの口から出た言葉は
たくさんの枝葉をつけられ

罪悪感が接木され
善悪という価値観を建て増しされて

最初に語った言葉は完全に隠れてしまった

あなたはいますでに悟っている
あまりにもつまらないし
そんな簡単なものだと誰も信じない

すごく困難で難しく、
その達成のために国も星も滅びるくらい大変なことでないと
悟りなんて開けるわけがないといえば言うほど

誰もが拍手喝采した
そうして歓迎されるうちにたくさんの宗教が生まれた

地獄の物語、罪と罰の物語
それらはゴータマさんは一度も語ったことはない

物事には原因と結果がある因果律
それさえもゴータマさんの語った意味から離れてしまっている

因果とは自分を自分で知るということである

2009.05.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | さかさまワールド

心臓さんへ

いつもやむことなくビートを刻み、
動いてくれているあなたへ

ありがとう

病を恐れたり
健康だと驕っているときにも
あなたは動いてくれています
ありがとう

他の人に何を言われたと怒り
私は体にものすごいホルモンを出させます

あなたはそのときにも
体にたまる毒に影響を受けないように

素早いビートに切り替えて
どんどん血を送りだします

夜私が何もわからなくなるときに
あなたはひそかに休みます

働きながら
休むというやり方で

あなただけは
がんになることもなく

病になることさえなく
ビートを打ち続けます

うれしいとき
三拍子で
タタン、タタンとうってみたり

かなしいとき
深く響かせる音で
タアン、タアン

あなたは体と心のかなめ
心が伝えることが体にいきわたるときに

体がうまくいくように打ち続けます
心の望みがかなうように打ち続けます

感謝を求めもせず
いることも気づかせず

全体を支え続けるあなたは
何かに似ています

ありがとう

私はまたあなたをわすれて
何かに巻き込まれていきます

せめてひととき
あなたを休ませることはできないけれど

ゆっくりとした息をすって
怒る心の落ち着きどころを見つけて

あなたが力まず歩めるように
ちょっとだけ緩めるように

静かになりましょう

どんな荒くれた旅に巻き込まれることがわかっていても
逃げることなく準備ができている

あなたはその私の思いをただ
静かに感じてその時も働くことはやめない

欲から動いたことなど一度もなく
これからもないあなたへ

ありがとう

2009.04.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 感謝

主人公なき世界

農場で作った品物が売れている
注文しようとしても電話がつながらないくらい



農家の人の作ったものを多数の人が喜び
われさきにとほしがる

一方で産地直接販売をするのは難しいらしい
こういうことが起こるのは珍しいのだろうか

思えば今からせいぜい200年ほど前のこと
ほとんどの人々が農家だった

自分の家で自分が必要なものを作っていた
それを蓄えて

毎年暮らしをよくしようと工夫していた
自分で作ったものが自分の命となった

しかし何かが起きて
多くの人が耕す土地を失った

多くの人が何も持たない人となった
物を持たないというのではなく

大地とのつながりを強制的に断たれた
だれもが持っている大地とのつながりを

人為的にうばいとり
土地とつながらない人間にした

人は地球で物を生み出しながら
自ら生きることができていたのが

まず自国の民は自国の土地を失った
そして主人公だった人々はわき役となり

国の土地は何も作らない人が何も作らないために
「所有した」

土地は所有できることになった
すなわち征服者の力が自動的永続になった

征服者が武力で土地を守らなくても
国が代理して守るようになりとても楽になった

そして主人公はみな右往左往して
なぜ自分は何もできずなにも持たず

食べることさえも不自由になったか
いつも不思議に疑問に思うようになった

しかしあなたたちはもう主人公ではないよ
あなたたちはそんな能力がないのだから

「愚鈍なのだから」
百姓にすぎなかったのだから

田舎者だから
ダサいから

そうして次々と人々は土地を離れ
誰か他人のために手を動かすことになった

その他人はかつての土地の人たちを
ただ労働力という観点だけから

筋肉の力を生み出させるために
心臓や肺の動きを止めないようにしていた

さもなければ全て殺戮してもよかったのだが
物を生み出してもらうのも便利だった

それに欲望を満たす必要から
子孫を残していく必要から

多数の脇役がいて隷属しているという状態が
エゴを満たすものだったから

それに子どもを作ってもらうことにも必要だったから

主人公がいないがらんどうの土地が延々と広がり
人々は土地の一部に押しやられ

狭い所に閉じ込められて能力もなく
自分たちをとても弱く愚鈍な存在と感じるようになった

数百年という長さにわたって

やがてその国の人々がみな主人公をやめた後
征服者たちは他の国まで出かけていって

同じことをしたのだが
急がなければならなかった

他の征服者が来る前に仕事を終えるため
たくさんの殺戮を行った

恐怖が必要であり
宗教が必要であった

その国の人々を主人公から
愚鈍な無気力者にするために

短期的な手段と
長期的な手段とを

本国で熟達した手腕を使って
おりまぜながら

だんだんに洗練させながら
しかし基本は同じ繰り返しを行ってきた

土地の主人公もいなくなったし
身体の主人公も本人ではなかった

自分のために働くことがなくなり
自分を治療することもできなくなった

宇宙から生まれた知恵も奪われた
結婚と家庭制度によって生命の自由が奪われた

宇宙から、土地から、身体から
主人公がいなくなった

これが人間の歴史といわれるものだ
農家だった人々が農地に暮らす前

人には農地もいらない時があった
森や川から食べ物を求める

必要なものが必要なだけあったから
それを自分の手で自由に造り変えたらよかったから

科学もあり
知恵もあった

しかし数千年まえのその時代から
何かがあって

人々は農家になった
その時家族というスタイルが入ってきた

その時地球は主人公を一部、失った
そして土地から、身体から、主人公は失われ

全面的な喪失がまもなくやってこようとしている
一方で人々は豊かになったと思っている

自らの手で食べ物を作らず
自分の身体にふれることもなく

土のうえで安らぐこともなく
空気の香も楽しまず

そして恵まれたと思いながら
意味のわからない暴力や戦争を見たり

仕事を失ったり、ひどい病気になったりしている
そして私たちは主人公ではなく

何もない
この事実に気づけ

この世界から追放されてしまっていること
与えられたものがすべて奪われたこと

主人公なき世界が破壊されるにまかされていること
主人公なき身体が病み破壊されるにまかせていること

いったんみさえすればごまかしようのない
その明らかな事実に気づけ

気付け!
目をさませ!

あなたは主人公だ
そして主人公で以外ありえない

あなたにこの世界の全てが与えられた
あなたの意志をこの世界は待っている

あなたの意志のままに歩きまわることさえ
もうできなくなっているのはなぜだろうか

あなたが入ることも使うこともできない
場所や物ばかりに占拠されているのは

それどころか誰かの思う通りに動かなければ
抹消されてしまうような組織や構造になっているのは

すべてが根拠なきことだ
あなたが主人公だ

主人公の帰宅をまちわびている
ホームがここにある

2009.01.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | さかさまワールド

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